Hiroshi’s 3D diary

海外短波放送、3Dプリンターで作成したパズルの世界。記事中の時間はUTCです。

命令放送2

予想通りこの記者会見が注目を集めているとはマスコミの弁。毎日新聞にも載った。「NHK放送命令総務相の拉致放送要請に波紋、懸念の声も」と題し不満を書いている。
ここでもなにやら大学助教授を担ぎ出し代弁させている。曰く放送法には総務相がNHKに対して放送事項について命令できるという規定はあるが、公共放送としての編集権を尊重して運用されてきたのが実態だ。総務相の命令で特定の政治的な問題について放送することになれば、メディアの編集権の独立を侵食することにつながり、大きな問題がある。
何も放送原稿を持ってきてこれを読めというわけでもあるまいに。そんなに拉致被害者を取り戻すことが嫌なのか。拉致はテロ行為、犯罪である。勝手に政治問題化するな。
問題は、NHKが短波放送で拉致を取り扱うかと言うことではないか。識者たちというマスコミの代弁者は、ひとつの勢力だ。NHKに限らずマスコミの中にも、拉致は政治問題だ、救う会を良く思わない連中がいるのは確かだ。特にNHKには、労組関係に拉致の解決に積極的ではない人たちがいるのは紛れもない事実だから。
しかし、マスコミにも、拉致問題を積極的に解決しなければと思っている人たちが増えていることもこれまた事実である。その渦中にいて反対する勢力と闘いながら、拉致の報道をしているのである。
NHKの海外向け短波放送に関して、私たちができることは、「拉致を海外向け短波放送で取り扱って欲しい」ということをNHKに伝えることだ。国民が望んでいると言うことを示すためにも、受信料を払っている私たちの権利として、日夜短波放送を聴いているBCLとして、その声を届けなければならない。