Hiroshi’s 3D diary

海外短波放送、3Dプリンターで作成したパズルの世界。記事中の時間はUTCです。

「しおかぜ」周波数決定

19日付で共同通信の記事が世界中に出まわっている。「ITUが日本政府に対して北朝鮮向け短波ラジオ放送を行う新たな周波数を割り当てる方針を伝えた」と報じている。
これは特定失踪者問題調査会が独自に行っている短波放送「しおかぜ」支援のため日本政府が申請していたもの。
ITUが新たな周波数の割り当てを正式に決定すれば、特定失踪者問題調査会に使用認可が下りることになる。「放送事業を主目的としていない民間団体のための周波数確保は極めて異例で、事実上、北朝鮮に対する“圧力”となる」とも。

拉致問題の全面解決を目指す同調査会が2005年10月に放送を始めた「しおかぜ」は北朝鮮向けに日本語で拉致被害者家族のメッセージや被害者、失踪者の情報提供を毎日行っている。
「これまで日本には利用できる周波数がないため英国の放送配信会社と委託契約、北朝鮮の近隣国の通信施設を経由し、放送を発信してきた。朝鮮半島と中国の北朝鮮国境付近で聴取できるようになっている」と伝えている。
実際使用する周波数は22日に発表する。