Hiroshi’s 3D diary

海外短波放送、3Dプリンターで作成したパズルの世界。記事中の時間はUTCです。

伊勢湾台風

若い人には想像も付かない台風が、1959年、昭和34年のきょう愛知県を襲った。今のように天気情報がなかった時代である。唯一ラジオで気象通報という番組があった。
これをきっかけにラジオ・テレビで今は当たり前になっている天気予報が放送されるようになった。
一夜明ければ見渡す限り海である。あらゆるものが漂っている。そして数日後からおびただしい犠牲者の遺体を目にすることになる。
当時の新聞に犠牲者の名前が毎日載っている、多くの知人、友人の名前を見ることになった。
今なら管理責任が問われるであろう、名古屋港などの貯木場からの巨大な材木が高潮で流され住宅を破壊した。
完成直後のテレビ塔は無事だったが、CBCラジオの送信アンテナは被害を受けた。
その後も台風は幾度か経験するが、予報の発達で、浸水被害はあるが、5000人もの犠牲者を出すようなことはなくなった。