Hiroshi’s 3D diary

海外短波放送、3Dプリンターで作成したパズルの世界。記事中の時間はUTCです。

40年経った

今から40年前、中波放送の周波数が大きく変更されることになった。
11月23日から、これまでの10kHzから9kHzセパレーションに切り替えられた。

南北アメリカを除く全世界で実施された。BCLブーム真っただ中、ラジオ放送は今以上に元気だった。

40年後、ラジオ放送の聞き方は大きく変化した。ラジオそのもので聞くよりも、携帯端末などで聞く機会が多くなっている。

受信環境の悪化などもあり、ワイドFM放送も増加している。パソコンを使いながら、ラジオを聴くことも多くなった。

これに伴って一つだけ役に立たなくなったことがある。あの緊急地震速報である。
中波とワイドFMはアナログ放送のため遅れることなく速報を聴くことができる。
しかしこれ以外での速報は数秒遅れで受信するため役に立たない、地デジは1.6秒ほど、スマホに至っては4~5秒遅れなんて言うこともある。受信した時はすでに本震が来た後になってしまうことになる。
4Kだの8Kだのと高画質の技術進歩は著しいが、遅れの出ないデジタル技術は全く手が付けられていない。