日本にもBCLの日があるらしい。何でもある人の命日をそうしているようだが、だれが決めたのかよく知らない。
人によっては神様だとか先生とか言ってどこかの国と同じで個人崇拝をしているようだ。まあ趣味の世界だからだれが何よやろうとかまわない。ほかにもBCLの世界で功績を遺した人たちはいくらでもいる。ただ商業ベースに乗らなかったので知られる機会が少なかったのだろう。
ここ数年一時は家庭の事情などでラジオを聴くことから遠ざかっていた元BCL連中が、舞い戻ってきてかなりの賑わいを見せている。大いに喜ばしいことである。このマイナーな趣味が絶滅危惧種にならないためにももっと増えてほしい。
昔のBCL時代と違って、情報を得るのが極めて簡単になったことである。それこそ何でもありの世界で、リアルタイムで情報が得られ、昔のように不明局などというものがほとんど存在しなくなった。
今や死語になてしまったパイロット局も、周波数が直読できるようになってから使われなくなった。
年に2回周波数変更される短波帯のスケジュールも仲間たちの応援もあり世界に通用する周波数リストがいくつか存在している。
さらにパソコンの普及もBCL界に革命をもたらしている。世界中に点在するSDR受信機を遠隔操作でいとも簡単に利用することが可能となり、自宅では聞くことが不可能な放送も受信が可能となった。
この最大の特徴はSDR受信機を持っていなくても受信できることである。世界中といっても90%は米国とヨーロッパで、10%は日本で占められている。インターネット検閲が行われている韓国や中国には全くない。SDR受信機の普及を見ると別の意味で、安定したインターネット環境が普及しているのと合致しているのがわかる。
世界的に見れば、サーバーさえない国がいくつも存在しているから無理もないだろう。