Hiroshi’s 3D diary

海外短波放送、3Dプリンターで作成したパズルの世界。記事中の時間はUTCです。

「しおかぜ」緊急放送

一般には報道されなかったニュースとして、12月16日の公開収録に先立ち、冒頭で発表された緊急放送のモデルがある。拉致事件解決には体制の変化しか望めない中にあって、近いうちにありうるかもしれない放送のシナリオである。
緊急放送のモデル
 こちらは「しおかぜ」です。 ただいま東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。繰り返します。ただいま東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。
 この放送は今後予定されていたすべての番組を中止し、入手できた情報及び今後の行動についての放送を繰り返します。NHKの国際放送などでも各種の情報が伝えられます。北朝鮮におられる拉致被害者の皆さん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんは海外から聞こえる日本語放送に注意してください。
 この番組は日本の民間団体である「特定失踪者問題調査会」が、多くの方々のご支援を受け、毎日一時間の放送を三十分ずつ二回に分けて短波放送でお送りしています。
 もう一度繰り返します。先ほど東京に入った情報によりますと、平壌で何らかの政変が起きた模様です。「しおかぜ」は今後予定されていたすべての番組を中止し、入手できた情報及び今後の行動についての放送を繰り返します。NHKの国際放送などでも各種の情報が伝えられると思います。北朝鮮におられる拉致被害者の皆さん、様々な事情で北朝鮮に渡って戻れなくなった皆さんは海外から聞こえる日本語放送に注意してください。
 こちらは「しおかぜ」です。 現在日本政府では様々な形で拉致被害者の皆さん、また、たとえ北朝鮮に入ったのが自分の意志であっても自らの意志に反して出られなくなった皆さん、在日朝鮮人帰国者の皆さん、そしてそれぞれのご家族の皆さんの保護の準備を進めています。まず、身辺には十分に注意してください。今後この放送では救援のための艦艇の寄港地や、乗船のための手続き等についての放送も行う予定です。引き続きこの放送、「しおかぜ」に注意してください。

この放送が一刻も早く流せるようになることを期待して、2006年の締めくくりとしたい。